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2007年8月14日 (火)

父の残したもの***

Photo_8 30年前のある日、粗末な菓子箱を母から受け取った。 中から現れたのは、小さく畳まれた虫食いの跡ひとつ無い生地の真ん中をミシン目が走る継ぎ接ぎ日章旗、毛筆で書かれた多数の人名は何れも見事な達筆である。 父の両親に宛てた遺書1通、妻に残した遺書1通、遺髪、爪、印鑑、戦地から妻に出した検閲済み手紙数通。。。

Photo_9 再婚した母が数十年間保存していたものを私に託して過去と きっぱり別れを告げ逞しく前進して行ったが、託された私は未練がましく戦争の後遺症と戦っている。

セミの鳴く季節になると、TV・新聞報道は戦争特集一色になるが、学校から現代歴史教育が削除されていくのは納得出来ない!

我が国が侵略していたアジア諸国は、今も戦いの実態を後世に確り伝えているではないか!

何事も水に流して忘れ去る国民性を利用して憲法九条を改変するのは如何なものか!

父の兄弟4人、、、海軍に従軍し中国各地を渡り、最後の船でニューギニアから戻った弟・ 戦闘機の修理、ゼロ戦の作製に携わった弟・ 将校たちの炊飯係だった弟・ 下級兵士たちは上官の酷い仕打ちと粗末な食事で前線で戦い死んでいった!

海軍もゼロ戦修理も将校の炊事係も豪勢な食事であったと叔父から聞いた。

満州で戦う下級兵士や、渡満した人々を置き去りにして上官たちはさっさと先に逃げ帰り、たっぷり恩給を貰って戦後を安穏に暮らした卑怯な輩たちに憤怒する!

中国からニューギニアに行き、帰還した叔父が健在なうちにノンフィクションを是非、訊いておきたい。。。

微かに思い出すのは野戦病院のベッドに横たわる、どす黒く乾いたチョコレート色の薄い包帯を頭に巻き薄目を開けたまま黄泉の国に旅立った形容し難い父の顔のみ、 明日で戦後62年、地球上では未だに戦争が絶えない。

人間よ、驕るなかれ***

再見

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